F-NOTE30's

仕事から趣味まで、日々の雑感あれこれ

MY SOUNDTRACK 2021

一年の最後にすき焼きを食べました。
せっかくだからね、大晦日だし。
少しでも大晦日気分を味わいたくて
スーパーに駆け込んだよ。

今年はガキ使やってないし、
だからといって紅白をみるわけでもなく
なんだか普通の休みの日のような感じだけども。
こうして最後に一年を振り返らないことには
年を越せないわけでして。

さてはて2021の選曲はこちら。
ジャケットは本日の新幹線の車窓より。


『MY SOUNDTRACK 2021』

f:id:furucche:20211231232733j:plain

#01. きらり/藤井風
#02. Tokimeki/Vaundy
#03. BOY/King Gnu
#04. BITTER! /LUCKY TAPES
#05. HOPE/SHIMA.
#06. さびしさ/折坂悠太
(25min.)

ーー

#01. きらり/藤井風
(2021/5/3 Release)

f:id:furucche:20211231232802p:plain

さっき見たら紅白出ててびっくりした。車のCMで聴いていいな、と思った曲。車のCMはだいたいかっこいい曲が多いのよ。

 

www.youtube.com

 


#02. Tokimeki/Vaundy
(2021/9/22 Release)

f:id:furucche:20211231232920j:plain

メロディーセンス抜群ですよ、この人。まだ二十歳なんだってね。すごいわ。これはカラオケで唄ってみたい。

 

 


#03. BOY/King Gnu
(2021/12/1 Release)

f:id:furucche:20211231232951p:plain

相変わらずかっこいい曲つくるよね。ジャケットあんまり好きじゃないけど、曲は一目惚れ。ちなみに今年リリースされた「」は、入れようかどうしようか最後まで悩んだ。

 



 


#04. BITTER! /LUCKY TAPES
(2021/12/24 Release)

f:id:furucche:20211231233103j:plain

黒ラベルをジャケットに持ってくるのはずるいわ。歌詞もふくめていいかなと。もはや甘さよりもビターが好きですよ私は。

 


 


#05. HOPE/SHIMA.
(2017/4/9 『HOPE』に収録)

f:id:furucche:20211231233119j:plain

ジャケットの雰囲気もふくめて、すごく好きな曲。Googleでほとんどヒットしないけど、もっと評価されていいと思う曲です。

 


#06. さびしさ/折坂悠太
(2018/10/3 『平成』に収録)

f:id:furucche:20211231233146j:plain

サントリー天然水CMで聴いて即DL。そういや2016年も宇多田の「道」をDLしたっけな。この人の声、いいね。

 


 

 

というわけで、また来年。

 

 

 

MY SOUNDTRACK 2020

2020年、濃い一年でした。ほんとに。

たぶん社会人になって一番充実した一年だったんじゃないかなーと思う。それなりに成果も出せたし、会社として新しい取り組みにもチャレンジできた。繁忙すぎて新しいことなんてやる余裕はなかったし、やれる自信もなかったけど、あのとき社長の前で「俺やります」といえたのはよかったかなと。

今年、会社に投資してもらって一つのサービスをつくりました。よかったら見てやってください。

service.meetxmeet.com

 

 

今振り返って思うのは、とにかくどの場面においても、自分は本当にメンバーに恵まれているなーということ。メンバーの皆様(=その道のスペシャリストたち)が自分の周りにいてくれることで、できる範囲がどんどん広がっていってる。

先に紹介した新サービスだって、メンバーの方々に本当に助けられた。色々と先回りして気づいてやってくれていたり、プロジェクトの動かし方についてアドバイスをいただけたり、こちらの指示に対してしんどい顔ひとつせずがんばっていただいたり…その他諸々。綺麗事とかではなく、本当に感謝しかありません。

 

なので、もはや自分がどうなりたいかというよりかは、チームや組織をどうすればよくなるかを考えることに、今の自分のモチベーションがあります。

やればやるほど自分自身の課題がみえてきた部分もありましたが、それはきっと今後の伸びしろだということで、、、来年もがんばりますです。はい。

 

というわけで(全然関係ないけど)、年末恒例の振り返りプレイリストです。今年もまたお気に入りの音楽を一枚のアルバムに見立てて発表させていただきます〜。

 

 

f:id:furucche:20201229102141p:plain
 ※画像は@iro_and_rock さん撮影。使用許可いただきましてありがとうございます!

『MY SOUNDTRACK 2020』

#01. 白日/King Gnu
#02. Letter/SHE'S
#03. 迷える羊/米津玄師
#04. Night Diver /三浦春馬
#05. Time machine/DATS
#06. ヨVE/ROTH BART BARON
#07. SSWB/D.A.N.
#08. hope/マカロニえんぴつ
#09. それでもともに歩いていく /ハンバート ハンバート
#10. I'm/DENIMS
(47min.)

 

ーーーー

#01. 白日/King Gnu
(2019/2/22 Release)

f:id:furucche:20201229101857j:plain
King Gnuを初めてみたとき、えらい粋がった若造たちだなーだなんて思っていましたが、曲聴くと普通にかっこいいですね、ええ。掌返すように聴いてます。特にこの『白日』がいい。去年ブレイクした曲なので、まあ取り上げるにしても遅いんですけどね。『小さな惑星』や『三文小説』とも迷ったけど、歌詞の内容的にこっちにしました。それにしてもこれ歌えたら気持ちいいやろーなー。

www.youtube.com

 

 

#02. Letter/SHE'S
(2019/10/21 Release

f:id:furucche:20201229105657p:plain

この曲も『白日』同様、去年リリースされた曲で、なんなら去年のほうがめっちゃ聴いてたんだけど、去年のプレイリストの世界観には合わないという理由で見送られていたデッドストック曲。ささやくような低い声で始まるAメロもサビも歌詞もすべて良い。ちなみに画像はアルバム『Tragicomedy』。シングルとしてリリースされた曲なのでホントはシングルCDのジャケット画像を載せたいところなんだけど、圧倒的にこっちのアートワークのほうがかっこいい。どことなくコレを彷彿とさせるのよな。

www.youtube.com

 

 

 

#03. 迷える羊/米津玄師
(2020/8/5 Release『STRAY SHEEP』に収録)

f:id:furucche:20201229103420j:plain

入れるつもりなかったのに、米津。いつのまにか気づいたらクリーンアップの3曲目。でもここに米津さんが入ることでアルバムとしてなんか安定感が増すように思えるのです。この感覚的かつ主観的考察こそ究極の自己満なんですけどもね。ともあれここ6年で5回目の選出です。なんだかんだ選んじゃうという…。

かなりの余談だけど、3年前に書いた記事ミスチルのトリビュートアルバムを妄想でつくったんだけど、そのときに米津玄師に歌ってもらいたいなーと思ったのが「羊、吠える」。なんとなく、「羊」という文字から醸し出される文学的な空気感が似合うよなーと思ってたんだけど、こうして米津さん自身が羊にまつわる楽曲をつくったのをみると、なんだか感慨深いものがあるのであります。村上春樹の読みすぎかね。

 

 

#04. Night Diver /三浦春馬
(2020/8/26 Release)

さて、三浦春馬です。特にファンでもなんでもないし、何なら俳優さんが片足突っ込んで音楽活動をやることについては、否定こそしないもののどちらかというと関心をもちづらかったのですが、そんなこと関係なしに「この曲めっちゃかっこいいやん」と思えた曲。亡くなったあとにリリースされた曲で、聴けば聴くほど惜しいなという気持ちが出てくるという…ね。

www.youtube.com

 

 

 

#05. Time machine/DATS
 (2020/9/25 Release『School』に収録)

f:id:furucche:20201229104029j:plain

90年代ロックへの憧憬を描いた曲、らしい。DATSのメンバーにとって90年代は物心がつく前らしいけど、こちとら90年代はドンピシャ世代でございますよ、ええ。だんだん自分より若いアーティストが増えてきて、まあ当たり前なんだけど、あらためてそうか、そうなんだよなーって思う今日このごろ。ってか今気づいたんだが、今年のプレイリスト、ハンバートハンバート以外全員歳下やがな。そうか、そうでしたか…。

 

  

 

#06. ヨVE/ROTH BART BARON

(2020/10/28 Release『極彩色の祝祭』に収録)

f:id:furucche:20201229105758j:plain

この曲と次曲の『SSWB』のもつ空気感が本作の世界観を象徴しています、はい。夜中疲れ果てた帰り道、脳内停止の状況下で垂れ流すような曲。当事者になって感情移入するというよりかは、第三者になってぼーっと流していたい曲というべきか。ちなみにアーティスト名はロットバルトバロン、と読むらしい。読めねえ。

 

 

 

#07. SSWB/D.A.N.

(2016/12/23 Release)

f:id:furucche:20201229105526j:plain

どことなくアンニュイな感じだけど、まあかっこいい大人な曲です。歌詞はあるけど、インストゥルメンタルを聴いてるような感じ。ちなみに曲名の『SSWB』はSuper Shy Without Beer(ビールがないとめっちゃ人見知り)という意味だそう。わかるかい。

 

www.youtube.com

 

 

 

#08. hope/マカロニえんぴつ

 (2020/4/1 Release『hope』に収録)

f:id:furucche:20201229110048j:plain

ゆずの『虹』の弦楽器を彷彿とさせるイントロで、どことなく壮大な感じのバラードロック(と言えるかどうかは知らんが)。マカロニえんぴつ、昨年に引き続き2年連続の選出です。バンド名ふざけてるけど、やっぱりどうして曲はめっちゃ良い。ほとんどの曲がキャッチーで、口ずさみたくなるような旋律。センスあるなーと思う。

www.youtube.com

 

 

#09. それでもともに歩いていく /ハンバート ハンバート

 (2020/10/21 Release『愛のひみつ』に収録)

f:id:furucche:20201229110519j:plain

大人な感じであったかい。ハンバートハンバートの魅力全開な曲。近年、一曲はこういう曲をいれてるような(去年は『僕にとって君にとって』だったなー)。深層心理でほっこりしたいんだろうな、きっと。

 

 

#10. I'm/DENIMS

(2020/6/16 Release『more local』に収録)

f:id:furucche:20201229110825j:plain

ラストを飾るのはこの曲、DENIMSの『I'm』。DENIMSは2016年に『わかってるでしょ』で結構ハマって、いいなーと思って密かに目をつけていたバンド。

この曲は、歌い出しでもありサビの頭にある

After all I decided to love myself. 

の一文に尽きる。結局こういう自己肯定型の曲に最後は救われるのだと思う。Mr.Childrenでいうところの『CENTER OF UNIVERSE』然り。来年もきっとハードモードなんだろうけど、自分を肯定してなんとかやっていこうぞ、という。

 

www.youtube.com

 

 

というわけで2020年もあと少し。

皆様、また来年。

 

 

MY SOUNDTRACK 2019

どうもこんにちは。
すっかり年一回大晦日にしか更新しないブログになってしまいました。
さて今年も発表します、一年の振り返りプレイリストです。
題して『MY SOUNDTRACK 2019』。 

 

f:id:furucche:20191231131347j:plain

 

『MY SOUNDTRACK 2019』


#01. どういたしまして/東京カランコロン
#02. トリコになれ/マカロニえんぴつ
#03. イエスタデイ/Official髭男dism
#04. GOOD NIGHT BABY /あいみょん
#05. 雀ノ欠伸/Saucy Dog
#06. ワンダーランド/サカナクション
#07. Neighbourhood/米津玄師
#08. パプリカ/Foorin
#09. DANDAN /THE YELLOW MONKEY
#10. 僕にとって君にとって/岩崎愛
#11. HERO/Mr.Children
#12. ありがとさん/スピッツ
(50min.)

 

ーーーー

#01. どういたしまして/東京カランコロン
(2017/10/4 Release『東京カランコロン01』に収録)

f:id:furucche:20191231133716j:plain

一曲目を飾るのは2年連続選出の東京カランコロンさん。
MVみてると気分がノッてくる、なんだか楽しい一曲。
演奏しているメンバー自身も楽しそう。
ライブだったら絶対みんなで「どういたしまして!」って声そろえるんやろなー。
ちなみに同アルバムに収録されている『ビビティバビティ』もかなり最高。 

 


【10/4 ON SALE!!】東京カランコロン「どういたしまして」MV

 

 

#02. トリコになれ/マカロニえんぴつ
(2019/2/13 Release『LiKE』に収録)

f:id:furucche:20191231133850j:plain

歌詞の言い回しとかすごくセンスあるし、メロディもキャッチー。
バンド名もふくめて世界観がポップで若いけど、脱帽モノです。
最初の歌い出しの「あんたがたドコさfromかー わさきcity」って絶対噛むけど
練習して歌いこなしたくなる類の魅力を感じる。
もっといろんな曲聴いてみたいバンドです。
って書いてたらYouTubeで速攻見つけた『レモンパイ』。これも最高やん。

 


マカロニえんぴつ「トリコになれ」 MV

 

 

#03. イエスタデイ/Official髭男dism
(2019/10/9 Release『Traveler』に収録)

f:id:furucche:20191231154235j:plain

今年は若手バンドをめっちゃ聴いた年でした。
歌詞に共感するというかは、まあ聴いててなんかええ曲やなっていう
それくらいのライトなスタンスですが。
でも若手バンドのなかでも今もはや代表格なんとちゃいますか、髭男。
だって「ひげだん」って打ったら一発変換で「髭男」って出るんですよ?
それくらいメジャーってことですよね。まあたしかに聴きやすい。
時流に沿って選んでみた一曲。

 


Official髭男dism - イエスタデイ[Official Video]

 

  

#04. GOOD NIGHT BABY /あいみょん
(2019/2/13 Release『瞬間的シックスセンス』に収録)

f:id:furucche:20191231135024j:plain

最近は一曲単位で音楽をダウンロードするのが普通になってるなか
アルバム一枚を通して聴き込んだ数少ない作品。
同アルバムに収録の『ら、のはなし』と相当迷ったけど、こっちにしました。
グッドなイヤーにしたいよ 来年は。ベイベー。

 


あいみょん - GOOD NIGHT BABY【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

 

#05. 雀ノ欠伸/Saucy Dog
(2019/6/19 Single Release)

吉田兼好徒然草の序談をテーマにした随筆ナンバー。
平成乱世から少し離れて自分のことを見つめ直してみようぜ
っていう「明日もまたがんばろやソング」の一角です。
ええ、そういうの好きですよ。毎年一曲は入ってる気がします。
Saucy Dog自体はよく知らなかったんですが
最近お世話になってる近畿大学の今年の学園祭ライブが彼らだったらしく
学生たちはサウシー、サウシーと言うてました。
どうやら若者たちの間では有名なようです。

 


Saucy Dog「雀ノ欠伸」Music Video -徒然草 序段の再解釈-

 

 

#06. ワンダーランド/サカナクション
(2019/6/19 Release『834.194』に収録)

f:id:furucche:20191231135014j:plain

本プレイリストの潮目となるナンバー。
次曲以降は若さ、勢い、甘酸っぱさがなくなるのでね。
歌詞はありますが、ほとんどインストゥルメンタルのような役割。
最後のノイズはちょっとなげーな、と思ったりしますが
さすがはサカナクション。かっこいい音楽つくるよなー。
あと、だれかアルバムタイトルの意味おしえて。

 

 

#07. Neighbourhood/米津玄師
(2017/6/21 Release『ピースサイン』に収録)

f:id:furucche:20191231135007j:plain

地元の友人に勧められて聴いて、速攻でスタメン入りした一曲。
カップリング曲にして至高の名曲ですこれ。
低音ではじまってサビで想いがこみあげるこの感じ…
「卒業の歌、友達の歌。」を思い出さずにはいられない(あれもカップリング曲だし)。
米津め、やはり音楽センス抜群だ。

 

#08. パプリカ/Foorin
(2018/8/15 Single Release)

f:id:furucche:20191231134958j:plain
昨日、レコ大で大賞とってましたね。
まあそれはさておき、この曲は名曲よね。
保育園でやってるらしく、うちの子もサビ流れたらちょっと反応します。
米津本人が唄ってるやつより、こっちのほうが個人的には好きかな。
米津さん、自分が唄うときなんかクセ出してない?
会社の後輩の結婚式でも余興で子どもたちが唄ってた、なんだかほっこりするナンバー。

 


<NHK>2020応援ソング「パプリカ」ダンス ミュージックビデオ

 

 

#09. DANDAN /THE YELLOW MONKEY
(2019/10/30 Single Release

f:id:furucche:20191231133710j:plain

続いてはTHE YELLOW MONKEY。結成30周年ソングらしいです。
バンドメンバーと純粋に音楽を楽しんでる雰囲気が伝わってきてすごく惹かれる。
ピロウズのような、自分たちがまずは楽しむというスタンス。すばらしい。
30年選手になったとき、自ら仕事に楽しんで取り組んでいる自分でありたいと願う。

 


THE YELLOW MONKEY – DANDAN (Official Music Video)

 

 

#10. 僕にとって君にとって/岩崎愛
(2012/9/12 Release『東京LIFE』に収録) 

f:id:furucche:20191231161712j:plain

 

僕にとって幸せってなんだろう
君にとって幸せってなんだろう
「おかえり」と言える人がいること
「ただいま」と言える人がいること
どらやき半分コできること
一日の終わりの乾杯すること
くだらないことのなかに 幸せは詰まっている

 

もう、歌詞に尽きる。やさしい唄声。

 

 

#11. HERO/Mr.Children
(2002/12/11 Single Release)

f:id:furucche:20191231134944j:plain

ここにきてこの曲を選ぶことは自分のなかでは意味が大きくて。
発売して17年経った曲ですが(そんな経ったんかい)、
歌詞の意味を噛み締めて聴くようになったのは最近で。
10年前、雑誌『MUSICA』で桜井さんが2000年代で思い入れのある2曲のうちの一曲にあげていたこの曲ですが
ようやくその意味がわかった気がする。遅いですけど。

まあだって、この曲聴いてたの高校生のときですから。

僕の手を握る少し小さな手
すっと胸の淀みを溶かしていくんだ

これな。

 

 

#12. ありがとさん/スピッツ
(2019/10/9 Release『みっけ』に収録)

f:id:furucche:20191231134956j:plain

本作のラストを締めくくるのはスピッツ
一曲目の対となる存在として、どうしてもこの位置に置きたかったっていうアレです。
これぞスピッツという淡くて味のある一曲。

いつか常識的な形を失ったら
そん時は化けてでも届けよう ありがとさん

この辺の言葉のチョイスが実にスピッツ。好きだわー。

 


スピッツ / ありがとさん

 

 

ってなわけで2010年代も今日でおしまい。

いろいろ課題がてんこもりの2019年でしたが、

それもまた飛躍のための壁ということにしておきましょうかね。

仕事は大変ですが、たのしいです。

 

ではでは! 

 

MY SOUNDTRACK 2018

この一年をともに過ごした音楽のなかから厳選し、一枚のアルバムにしたプレイリスト。年末恒例、自己満ライナーノーツでございます。
 

f:id:furucche:20181230120755j:plain



 

『MY SOUNDTRACK 2018』

#01. Pop Virus /星野源
#02. Dead End in Tokyo /MAN WITH A MISSION
#03. 彷徨う日々とファンファーレ/KANA-BOON
#04. orion/米津玄師
#05. 今夜このまま/あいみょん
#07. ハイウェイ/羊文学
#08. だいじなこと/くるり
#09. NO BITTER LIFE/フレンズ
#10. 皮膚呼吸/Mr.Children
(39min.)
 
 
 
ーーーー
 
 
#01. Pop Virus /星野源
(2018/12/19 Release『POP VIRUS』に収録)



今回、一曲目の候補は年末までずーっと『Dead End in Tokyo』(次曲)だったんですが、12月にリリースされたこの曲を聴いて思い切って変更。一曲目を変えたことでアルバム全体の構成をガラッと変更せざるを得なくなったという、ね。これでB’zが見送られることになったので、まあちょっとした事変でしたよ。『サピエンス』と迷ったけど、こっちのほうがなんか大人な感じなのでね。
 
 
 
 
#02. Dead End in Tokyo /MAN WITH A MISSION
(2017/06/23 Release 『Dead End in Tokyo European Edition』に収録)

f:id:furucche:20181230105759j:plain

いやもう単純にカッコいい。爆音で流してテンション上がる系の曲です。ここ数年はチルミュージックが心地よくって、落ち着いた感じの選曲傾向だったんですけども、やっぱりロックは最高やね。マンウィズは総じて打率高い。これが入ってたミニアルバム、全然捨て曲ないですマジで。
 
 
 
 
#03. 彷徨う日々とファンファーレ/KANA-BOON
(2018/05/30 Release『アスター』に収録)

f:id:furucche:20181230105642p:plain

最後の最後まで安室ちゃんとどっちにするか悩んだけど、曲のキャッチーさに屈しました、ええ。青臭さは否めないんだけど、テンポよくてたぶん唄ってて気持ちいい系の曲なんやろなー。あとタイトルの付け方がなんか好き。
 
 
 
#04. orion/米津玄師
(2017/02/15 Single Release)

f:id:furucche:20181230105704p:plain

アルバム『BOOTLEG』を聴いているなかで「お、いいやんこれ」と思ってピックアップしたけど、普通にシングル曲やったんやね。今年、巷では『Lemon』がかなりヒットしましたが、個人的にはこちらを推したい。ってか8,400万回再生ってエグいな〜と思って興味本位で『Lemon』の再生回数のぞいてみたら2億回超えてた…。すげえよ米津。
 
 
 
 
#05. 今夜このまま/あいみょん
(2018/11/14 Single Release)

f:id:furucche:20181230105807p:plain

今年の夏にふいに『君はロックを聴かない』と出会って遅ればせながらハマったあいみょん。名前は知ってたけどアーティスト名が「あいみょん」なもんで、てっきり萌系アイドルかなんかかと思ってて。全く聴いてこなかったことに悔しさすらおぼえたよね。西宮出身って言うてるし、今では親近感すら湧いてます。ちなみに『マリーゴールド』も捨てがたい。出す曲全部良い。音楽センス抜群だと思う。こんな感覚、米津以来です。
 
 
 
 
(2018/10/03 Release『わすれものグルービィ』に収録)

f:id:furucche:20181230105749j:plain

ユートピアなんてタイトルつけてるけど、まあ要は「現実って色々と大変だけどまあそんな日々すらかみしめてがんばっていこうよ」的なやつです。MVはすごくはっちゃけてるけども。笑
やめちゃうのもいいやめなくたっていい
巻き戻せないから、日々は愛おしい
ドントルックバック!

 

 
 
 
#07. ハイウェイ/羊文学
(2018/02/07 Release『オレンジチョコレートハウスまでの道のり』に収録)

f:id:furucche:20181230105710p:plain

「ハイウェイ」といえばくるりですが、どこか淡々とした空虚な雰囲気はあの名曲とも通ずるところあり。少々感傷的な気分のときに流したい曲です。「ユートピア」からの流れでこの曲をどうしても配置したかった。映画「渇き」の小松菜奈のような、狂気と妖艶を混ぜ合わせたような彼女たちの印象ですが、どうなんでしょうね、羊文学。羊 + 文学 ってどうしても村上春樹を思い浮かべてしまうネーミングが個人的にはニクい。
 
 
 
 
#08. だいじなこと/くるり
(2018/06/27 Single Release)

f:id:furucche:20181230105717p:plain

シングル曲なのにたった1:48しかないというショートソング。少しせつなくて、でもやさしくて、ほっとする曲です。これぞ、くるりの味というべきか。そもそも後で知ったんだけど、カセットテープでの限定販売だったんやねこれ。
 
 
 
 #09. NO BITTER LIFE/フレンズ
(2018/08/01 Release『コン・パーチ!』に収録)

f:id:furucche:20181230111546p:plain

聴いてるだけでなんだか楽しい気分になれるパーティソング。前向き歌詞が良い感じ。とどのつまりIt’s gonna be alrightというコトバが好きなんですねぇ。アルバム曲なのにCMでこれが使われてたときはテンションあがったぜ。MVは窪田正孝が良い感じです。
 
 
 
#10. 皮膚呼吸/Mr.Children
(2018/10/03 Release『重力と呼吸』に収録)

f:id:furucche:20181230112900j:plain

『Starting Over』に続くミスチル名曲枠の系譜に加わるであろうナンバー。曲順としてはラスト以外は収まりようがない感じのスケール感です。docomoのCMで流れてたときから気になってて、いの一番に「離れた場所から〜」という歌詞をさがしたけどどこにもなくて、あれ?ってなったのはここだけの話。
 
 
ーーー
 
BONUS TRACK:ゾクゾクうんどうかい/花田ゆういちろう小野あつこ
 
今年一番聴いたかもしれない。もはや歌詞見なくてもフルで唄える。中毒性のあるメロディーですぐにハマってしまったですね。大人が聴いていいな、と思う曲は子どもが聴いても良いと思うんだろうね。娘2歳、まだあまりしゃべれませんが、楽しそうに「すいぱっぱ!」って唄ってます。
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
ちなみに…10年前はというと、こんな曲を聴いてました。
大学卒業〜社会人ルーキーイヤーの年でしたね。
10年、早いな…。
 
 
『MY SOUNDTRACK 2008』
 
#01. ひとりごと/BUMP OF CHICKEN
#02. はるまついぶき /Bank Band
#04. 旅立ちの唄/Mr.Children
#05. ループ&ループ/ASIAN KUNG-FU GENERATION
#06. +1/木村カエラ
#07. I Love Me/斉藤和義
#08. GIFT/Mr.Children
#10. 台風でもくりゃいい/稲葉浩志
#11. Brotherhood/B’z
#12. グローリーデイズ/B’z
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
また、来年。
 

MY SOUNDTRACK 2017

その一年を象徴するお気に入りの曲たちを集めた、年末振り返りプレイリスト「MY SOUNDTRACK」。
本作は記念すべき10作目でございます。
うん。10年もやってるよこれ。
まあもうやらないと気がすまない的なアレはあるよね。
さて、今年も勝手気ままなライナーノーツ付きでお送りしたいと思います。
Ready Go!
 
 

f:id:furucche:20171231230921j:plain

『MY SOUNDTRACK 2017』
 
#01 Inside Outside /no.9
#03 ヘビーメロウ/スピッツ
#04 最大級のラブソング/岩崎愛
#05 Liquid Architecture /Dom Mino'
#06 It's Who We Are /Nulbarich
#07 NEVER STOP /paris match
#08 透明色のクルージング/Keishi Tanaka
#09 Beautiful Day /SHE'S
#10 打上花火/DAOKO × 米津玄師
#11 特別な日 /くるり
#12 手紙が届けてくれたもの/Schroeder-Headz
(53分)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
#01 Inside Outside /no.9
(2013.10.24 release『The History of the Day』)

f:id:furucche:20171230172751j:plain

雄大な景色をイメージさせるインスト曲。静かに始まって次第に盛り上がっていく構成で、そのまま次曲「ヒカリノアトリエ」へとつながっていく…っていう設定。ジャケットが丹下紘希氏っぽくてそこにも親和性を見出してる的なね。 

 

 

 


No.9 - Inside Outside

 
 
 
 
(2017.01.11 release)

f:id:furucche:20171230172801j:plain

本作のリードナンバー。「過去は消えず未来は読めず不安がつきまとう」と唄いながらも、それでも前を向こうぜっていういつもの桜井さん節が沁みる。森本千絵さんアートワークによる世界観、物語がやっぱり素敵。

 

 

 

 
 
 
 
 
#03 ヘビーメロウ/スピッツ
(2017.07.05 release『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』)
 

f:id:furucche:20171230172758j:plain

ミスチルからスピッツへとつなぐ黄金リレー。まずヘビーメロウっていうことばの響きがいいよね。二番サビの「やさしい被支配 痛みも同時に感じる」っていうフレーズはもはやセンスしか感じられない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#04 最大級のラブソング/岩崎愛
(2016.03.16 release『It’s Me』)
 

f:id:furucche:20171230172802j:plain

日常風景のほっこり描写が秀逸で、斉藤和義の「やわらかな日」を彷彿とさせる。大げさに愛を語らずとも相手を思う気待ちが深く伝わってくる等身大の歌詞がなんとも素敵。結婚式のサプライズムービーとかで使えそう。
 
 
 
 
 
 
 
 
#05 Liquid Architecture /Dom Mino’
(2009.12.16 release『Unknown Coordinates』)
 

f:id:furucche:20171230172808j:plain

前曲から一転、エレクトロビートが心地いいインストゥルメンタル。無機質なんだけどやわらかい。なんか知らんけどクリエイティブな気持ちになれる曲。
 
 
 
 
 
#06 It's Who We Are /Nulbarich
(2017.05.24 release『Who We Are』)
 

f:id:furucche:20171230172834j:plain

Suchmosばりに日本語を洋楽のごとく歌いこなす実力派、ナルバリッチ。意識が高いサードウェーブ系男子が好きそうな感じ…と書くとアレだけど、個人的にはかっこいいバンドだと思う。聴いた瞬間「あーこれは入ったな」と確信した一曲。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#07 NEVER STOP /Paris match
(2007.01.24 release『Our Favourite Pop』)
 

f:id:furucche:20171230172832j:plain

vo.ミズノマリさんの声が艶っぽくてこれぞ大人の魅力、っていう曲。時折入るトランペット?がムーディーな雰囲気を誘う。ちなみにカバー曲らしいんだけど、誰のカバーかは知らない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#08 透明色のクルージング /Keishi Tanaka
(2016.05.11 release)

f:id:furucche:20171230172827j:plain

fox capture planのピアノがやっぱり素敵。そこに加えてKeishi Tanakaさんの声も味があって良い。MVの雰囲気もかっこいいの一言。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#09 Beautiful Day /SHE’S
(2017.06.21 release『Awakening』)

f:id:furucche:20171230172822p:plain

sumikaにも似たピュアな感じが青臭かったりもするけど、メロディーセンスは抜群。2016あたりから共通してみられる傾向だけど、やっぱりどうして自分はピアノロックが好きみたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#10 打上花火/DAOKO × 米津玄師
(2017.08.16 release)

f:id:furucche:20171230172819j:plain

米津玄師、やっぱり天才だなって思った。声もいいし、旋律も心地良い。 12月に入ってから聴きはじめたから季節外れもいいとこだったけど、サビのキャッチーさに負けた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#11 特別な日 /くるり
(2017.09.20 release)
 

f:id:furucche:20171230172814j:plain

岸田繁の素朴でやさしい唄声にほっこり。日常の中のなにげない幸せを大事にしたいなーってあらためて思う。それにしても京都伊勢丹のプロモーションでつくられたとは知らなんだ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
#12 手紙が届けてくれたもの/Schroeder-Headz
(2017.06.14 release)

f:id:furucche:20171230172811j:plain

最後を飾るのはこの曲。ピアノの静かな旋律が美しく、切ない。帰り道に聴くとなんだか感傷的になる。色々あるけど人生はすばらしい。そんな曲。
 
 
 
 
 
 
 
 
以上。
わーもう年が明けるーーっ
 

妄想トリビュート、前編。

f:id:furucche:20170517003329j:plain

 

 

2017年5月10日、我らがミスチルが25周年を迎えたそうです。なんでも日付が変わると同時にサプライズ発表があったそうで。

 

www.huffingtonpost.jp

 

50曲ですって。50曲。
新曲とかアレンジバージョンもなく50曲とはなかなか勇気あるな…と。まあ配信限定だし、それぐらいの扱いなんかな、とか色々考えて悶々。

そもそもベストアルバムって、そのアーティストを聴き始めるにあたって入門編としての役割を担う存在だと思うんですが、50曲じゃ試し聴きにしてはちょいとお腹いっぱいでしょうよ。コンプリートベストと称してやたら曲入ってるやつ、昨今多いよね。もうちょっと絞りたいかな。これだとベストっていうか全員出場って感じですよ。全然ベストメンバーではない。せめてCD2枚組にまでは絞りたいかな。ファンとしては、ベスト盤の収録曲に対してウダウダ酒呑みながら論評し合いたいのですよ。「えーなんでSimple入らんのよ?!」「いや、旅人は入れやなあかんやろ!」などと口々に吠えるのもまた一興なわけでして。

 

でね。本題です。ふと思ったのが、どうせアニバーサリーやるんなら、企画盤を出してほしかったなーっていう。コンセプトアルバムってやつですよ。斉藤和義の「白盤」「黒盤」が良き例。問題はどんなテーマでアルバムつくるかなんだけど、ファン人気投票ランキングとかはもうREFLECTIONのツアー前に発表しちゃってるしね。だからやるとしたら何だろなーと思ってたんですが。

 

そうだ。トリビュートアルバムだ。

 

ここで一つ妄想をかきたててみた。もし自分がMr.Childrenのトリビュートアルバムをプロデュースするなら、どんなアーティストにどんな曲を唄ってもらいたいか?

 

いやもうマジで悩んだよこれ。

同じような趣味を持つ人は是非トライしてみてください。

小一時間真剣になりますから。

 

 

それでは発表します。最初にいっておきますがDisc2枚組です。

 

--------------

Mr.Children 25th Anniversary トリビュートアルバム

「Thanksgiving -Tribute Gift-」

Disc1
#01 GIFT/BUMP OF CHICKEN
#02 花 -Memento mori-/トータス松本
#03 通り雨/ゆず
#04 LOVEはじめました/宇多田ヒカル
#05 天頂バス/奥田民生
#06 もっと/GOING UNDER GRAUND
#07 傘の下の君に告ぐ/斉藤和義
#08 虜/椎名林檎
#09 I wanna be there/桑田佳祐
#10 忘れ得ぬ人/小田和正

 

Disc2
#01 旅人/スピッツ
#02 東京/KANA-BOON
#03 羊、吠える/米津玄師
#04 LOVE/YUKI
#05 進化論/くるり
#06 I’LL BE/the pillows
#07 ハル/salyu
#08 隔たり/吉井和哉
#09 しるし/石井竜也 
#10 空風の帰り道/今井美樹

 

 

以下、勝手気ままなライナーノーツ。

 

#01 GIFT/BUMP OF CHICKEN
どんなアーティストにトリビュート参加してほしいかなって考えたときに、絶対に外せないと思ったのがバンプでした。兼々桜井さんはバンプのことを評価しているし、そういう観点からもリアリティがあるかなと。本作におけるリード曲として、各種プロモーションで代表的に取り上げられるような役割をイメージしております、はい。当初「ロストマンのような奥深いスケールの大きい曲がいいなーと思って「NOT FOUND」のカバーを妄想してたけど、「GIFT」のほうが華があるし一般ウケするかなーなんて思って後から差し替え。誰も正解は知らない。


#02 花 -Memento mori-/トータス松本
地味に本作唯一のミリオンセラーシングル。ミスチルの同世代のアーティストとしてウルフルズはぜひとも入れておきたく、どんな曲がいいかと悩みましたが、トータス松本のソロの名曲「ミュージック」がふと頭をよぎりまして。それをイメージしたときに「花」が意外とハマるのではないかと。《負けないように 枯れないように》のサビ歌詞をトータス松本が感情こめて唄いあげるのをぜひ見てみたい。


#03 通り雨/ゆず
ゆず、意外とミスチルと共演してるんですよね。トリビュート参加には違和感がないかと。ゆずの世界観だったら「彩り」とか絶対ハマるよなと思いつつ、個人的に大好きな「通り雨」をチョイス。サビ後半《いつか光が射して それが乱反射しあって〜》の部分はぜひとも悠仁と岩ちゃんのハモりを聴いてみたい。そう、真夏のつま恋の芝生で雨に打たれながら聴いてみたい。もう閉園しちゃったけど…(無念)


#04 LOVEはじめました/宇多田ヒカル
この組み合わせ、個人的には結構アリなのではと。宇多田ヒカルで考えたときに一番最初に思いついたのは「花の匂い」で、あとは「車の中でキスをしよう」。色々候補にあがったんですが、意外性をねらってこの曲に。桜井さんには出せない宇多田テイストで面白いカバーになるんじゃないかと確信しております。知らんけど。


#05 天頂バス/奥田民生
これはもう絶対合うでしょ。この手の曲を奥田民生に唄わせたら右に出る者はいないんじゃないかと。彼なら「言わせてみてえもんだ」もかなりマッチすると思う。アウトコースいっぱいに決まるカーブのような変化球曲は、奥田民生で決まりです。


#06 もっと/GOING UNDER GRAUND
GOING UNDER GRAUNDに「東京」という名曲がありますが、そのイメージからGOING UNDER GRAUNDがミスチル唄うとしたら「もっと」とかハマりそう…ということで選出。#05と#06はあっさり選曲が決まったなー。松本素生のポップな唄声でもってこの曲のメッセージ性を再度見つめ直したい。


#07 傘の下の君に告ぐ/斉藤和義
ミスチルとの関連性でいうと「歌うたいのバラッドが有名な斉藤和義ですが、彼には「ウナナナ」「砂漠に赤い花」といったロック調の秀逸な曲がありまして。「もっと」の次曲だし、緩急つける意味で少しスピード感のある曲を、ということでコレ。反社会的で皮肉めいたこの曲の歌詞も、「ずっと嘘だったんだぜ〜」って替え歌でメッセージとばしていた彼にはぴったりかと。


#08 虜/椎名林檎
椎名林檎には、ダークで重い感じの世界観を醸し出すこの曲をぜひとも唄っていただきたい。終盤のゴスペル部分も彼女の声で唄いあげてほしいなあ。曲調もジャズっぽくアレンジしてみてほしい。色々要望だしてるけどこれすべて実現されることのない儚き妄想。むなしいとか言わないで。


#09 I wanna be there/桑田佳祐
ここで大御所桑田さん。ap bank fesで披露された「innocent world」の音源化という選択もありましたが、ここはあえてシブく攻めて「I wanna be there」。ちょっとクセのある歌い出しとか、かなりマッチすると思うんだけども、、どうでしょう?大人の少し切ない世界観を表現してもらいたい。


#10 忘れ得ぬ人/小田和正
桑田佳祐同様、apの「Tommorow never knows」を音源化したいけど、この「忘れ得ぬ人」小田和正さんバージョンでぜひ聴いてみたいのですよ。たぶん、違和感ないんじゃないかな…完全に小田和正さんの曲になる気がする。大御所2人でオトナに締めくくるdisc1でございます。

 

 

というわけでdisc2のライナーノーツは後編にて。

 

 

 

「一曲単位で音楽を買うなんて邪道」という主張について

f:id:furucche:20170108151542p:plain

 

iTunes Storeで手軽に一曲単位で音楽を購入できるようになってからは、CDを買ってた頃と比べると、新しい音楽に手を出す敷居が随分と低くなったように思う。J-ROCK中心だった自分もJAZZやら洋楽やらといろんなジャンルの音楽に手を出すようになった。

ただそんな風潮のなかで、先日昔からの友人が「一曲単位で音楽を買うなんて邪道や。アルバムという一つの作品なんやから通しで聴かんと」などと主張しておりまして、これが妙に頭に残っているのであります。

 

アーティストはアルバム制作の際、だいたいの場合、コンセプトを考えて制作しているかと思う。アルバムを通じてひとつの世界観やメッセージを伝える…だとか。それに合わせて曲順なんかも色々考えてるはず。

自分も毎年の年末は、その一年のふり返りとなるプレイリストをつくったりしてるのだけども、自己満の世界とはいえ、それなりの時間を費やして考えるもの。なぜこの曲をチョイスしたのか。この曲の終わりからこの曲につなげたらハマるんじゃないかとか、アルバムをつくる上では色々と作り手の意図があると思うのですよ。

先の友人の主張は「どうせ音楽を聴くんだったらそういう制作者のこだわりまでちゃんと見ようぜ」っていう類の発言であり、これには自分も完全に同意するわけなのであります。

 

でも実際問題、アルバムまるごと購入せずに、その中の気になる曲だけをピックアップして買って聴いていたりする。その背景には、「気軽にダウンロードして買うことができるようになった」ことがまあ当然大きな要因なのだけど、それ以外にも音楽の聴き方自体が変化してきていることも関係しているように思う。

 

そう、ずばりApple Musicの存在ですよ。「For you」で自分好みのプレイリストを作成してくれたり、季節や時期に応じてタイムリーなコンセプトでプレイリストを提供してくれる。たとえば最近だと『新年の誓い:J-ROCK』っていうプレイリストがリリースされていて、「フレッシュな気持ちで新年の誓いを立てたいときのために、心機一転したい思いや次のステップへと向かう決意を込めた楽曲」が集められている。これがなかなか気分とマッチしたものになっていて心地いい。

他にもステーション機能を使えば、自分の嗜好に合った曲をランダムでどんどん流してくれるので、この一年で新たに聴くようになったアーティストは数知れず、という状況。

とどのつまり最近では、ライブラリからアーティストを選んで聞く、というスタイルではなく、ステーション機能かFor youで紹介してくれるおすすめプレイリストを聴くというのがメインになってきているというわけです。

 

そんなこんなで、アルバム作品という形で音楽鑑賞することが少なくなったと。自分で探して音楽を手に入れるのではなく、キュレーションされたものを受容していく感じですかね。その結果、“狭く深く”から“広く浅く”にどんどんシフトしていってる。

それ自体は別に悪いことではないし、まあ便利になっていってるんで良い流れだとは思うんですけどね。結果、アルバムに込められた作品の意図にふれることがなくなってきているのは、少々複雑なのです。

友人との間でも「このアルバムが名作だよね」とか、そういう話題が減っていってるのも少し寂しい。そもそも自分の嗜好に合った曲でプレイリストを用意してくれる機能(Geniusやステーション)が充実しすぎて、「聴き方は人それぞれ」が前提になってきているのも要因かもしれない。

 

CDがなくなったら、もっとこのモヤモヤは加速するのかもなーなんて思いつつ。本日はこれにて。